02 PROCESS / 設計
崩壊した採用フローを2週間で立て直す「採用リビルド」の具体的な手順
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象業界 | IT・通信(従業員100-300名規模) |
| 直面課題 | 内定辞退率50%超、未経験者からの大量応募によるパンク |
| 主要施策 | 採用要件(JD)の再定義、ATS(Talentio)への集約、スカウト文面刷新 |
| 成果 | 月間応募80名、紹介100名、即戦力9名採用(辞退率激減) |
1. 定義:採用リビルドとは
採用リビルドとは、部分的な修正(求人票の書き直しやスカウト数の増加)ではなく、
「採用活動を一度止め、構造(OS)から設計し直すこと」です。
多くの企業は「走りながら直す」ことを選択しますが、土台が崩れた状態で走れば走るほど、
現場の疲弊とミスマッチ(内定辞退や早期離職)は加速します。
2. 課題提起:現場で起きている「負のループ」
成長企業の採用現場では、以下のような症状が同時多発的に発生します。
- 応募はあるが質が低い:未経験層からの応募対応に追われ、有望な候補者を見逃す。
- 選考リードタイムが長い:日程調整や社内確認に時間がかかり、他社に取られる。
- 内定辞退が止まらない:クロージングの武器がなく、条件面で競り負ける。
これらは個別の問題に見えますが、根本原因は一つ。「プロセスの機能不全」です。
3. 解決のフレームワーク:2週間で再構築する4ステップ
精神論ではなく、以下の手順で物理的に環境を変えます。
Step 1: 現状の可視化(Day 1-3)
まずは数値を洗い出します。感覚値は排除します。
- チャネル別応募数・通過率・単価
- 選考各フェーズの所要日数(リードタイム)
- 辞退理由の再分類
Step 2: 要件(JD)の再定義(Day 4-7)
「誰でもいい」は「誰も来ない」と同義です。
- MUST(必須)とWANT(歓迎)の明確な線引き
- 「ペルソナ」ではなく「実在する社員」をモデルにした要件定義
- 競合他社の求人分析と差別化ポイントの言語化
Step 3: チャネルの再設計(Day 8-10)
効果の出ていないチャネルは一旦停止し、集中投下します。
- チャネル別ROIの算出(応募単価、採用単価)
- ATSへの情報集約(Talentio等への一元化)
- スカウト文面の刷新(開封率・返信率の計測開始)
Step 4: 選考体験の再設計(Day 11-14)
内定辞退の多くは「選考中の体験」に起因します。
- 選考スピードの目標設定(書類→一次:3日以内等)
- 面接官へのフィードバックシート導入
- 候補者へのフォローアップフロー整備
4. 具体的アクションとKPI
再構築後にモニタリングすべきは、シンプルな3つの指標です。
| 指標(KPI) | 目標値の目安 | 意味 |
|---|---|---|
| 書類通過率 | 20%〜30% | 低すぎる=母集団の質が悪い(Step2の問題) |
| 一次面接通過率 | 30%〜40% | 低すぎる=スクリーニング不足(Step3の問題) |
| 内定承諾率 | 50%以上 | 低すぎる=アトラクト不足(体験設計の問題) |
月間応募数 5名 → 80名
エージェント紹介 ほぼ0 → 100名
採用工数 1/5に削減
6. まとめ:再現性は作れる
採用は「水物」や「縁」と言われますが、8割は「科学」できます。
今回ご紹介した手順は、どの業界・規模でも応用可能な「型」です。
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